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「・・・・」
一人ベンチに座る中年男性、実は泥棒でかなりの凄腕の泥棒これまでの多くの
金品や宝石を盗みそれを裏に売り金にしていた。がそれは昔の事で今は中年太りの
中年男性である。男は人混みを眺めていたその目はまるで何か狙っている目である。
(いよいよこの力を人に試す時だ)
それは今から一週間前に遡る
時代が進めば人は歳を取り老いる、かつて凄腕の大泥棒の呼ばれたこの男も例外
ではない中年太りのビール腹のせいで逃げ足のスピードが落ちてしまい盗みを引退
、今はアジトと言うなの木造アパートの2階の奥の部屋に住んでいる。
「は~」
アジトの近所にある公園のベンチに座りため息をつく男。
「この腹に肉が付かなかったら、この歳まで盗みができたんだがな~。」
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