01.二人の女と二つの顔を持つ男

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 ひっきりなしに喘ぎ声をあげながら、俺に振り落とされないように必死に両足を絡めるマリの中が、俺に突き上げられるたびに俺自身をヒクヒクと蠢き締め上げた。  「あぁあん、あん、ああっ、あぁあっ、く、久坂っ、さんっ、も、もう……ダ…メッ、ああっ」  背を仰け反らせたマリの足がピクピクと痙攣し、内部がさらにギュ―――ッと締まってゆく。  もう何も考えられない。  いまはただ、このガツガツと飢える欲望を、マリに打ち付け貪ることだけ。  中へ中へと俺を引き入れようとする蠕動に、俺はカラダをブルリと震わせ、彼女の最奥へとすべてを解き放ち、ズルズルとマリごと床へと崩れ落ちて脱力した。  
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