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そして二回目に昨日の記憶が消えたのが十八歳か二十歳の時。場所は警察署の取調室で…担当の警官が「昨日は何をしていた?」と質問して来た時。
幾ら思い出そうとしても思い出せない。何時間頭を捻っていた事だろうか。何故か全く昨日の記憶が見事な位思い出せない。そう僕の記憶が昨日だけ消えてしまっている。警官が長い時間の質問の後やっと諦めてくれた。そりゃそうだ、幾ら質問しても当の本人の記憶が消えているのだから。自宅に帰ってからやっと自分の頭の中で無事解決しましたよ。僕が昨日だと思っていたのが実は一昨日だったのです。つまり有る筈の無い記憶を思い出そうとしていたのですから幾ら頭を使って考えても思い出せる訳がない。全く記憶と云うモノが当てには成らない事が見事に実証されてしまったのです。これも或る意味脳の不思議現象ですね。
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