出逢い。

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外はとても気持ちがよかった。 僕はニコニコしながら近所の公園へと向かった。 公園には誰の姿もなく、貸し切り状態で更に気持ちがよかった。 僕は迷わずブランコに乗り、ゆっくりとそれを漕いでみた。 キーキーと鳴くそれがなんとなく可笑しくて笑えた。 まるで、もう許してと叫んでいるようで・・・。 まるで、僕自身を見ているようで・・・。 「・・・もう・・・消えたい・・・」 それはふと出た言葉だった。 そして、それはいつも考え、思っていることだった。 それが・・・僕の唯一の願い・・・。 消えたい・・・。 全てのことから逃げ出したい・・・。 「・・・そんなこと・・・考えるだけ、思うだけ無駄なのに・・・」 「本当に・・・そう思う?」 「え?」 不意にそう聞かれた僕は目を丸くし、その声のした方へと目を向けた。image=507882250.jpg
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