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未来というものに重さがあるとして、守人様の未来は重いらしい。
その影響力に手を出すと、自らの生命力と未来を引き換えにしてしまうという。
「まあ、巻き込まれて消滅する」
そういう怖い存在が、守人様となる。
でも、それでも惣兵衛は助言してくれた。
それは、年長者として放っておけなかったのかもしれない。
「俺は、上月が山の上に家を作るならば、俺の家もそこに建てる。
俺は上月を一生食わせてゆくと決めたからね」
その強い確信は、どこから来るのであろうか。
でも、言われ続けていると、そういう未来も見えてくる。
「俺は、毎日、部屋でアレをされているのを聞くのは嫌だけど」
そこで、八重樫ががっくりと肩を落とした。
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