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「ほら、上月。光二とチェンジでしょ」
時計を見ると、慌てて光二と入れ替わる。
「行ってきます」
光二と黒川が仕事へと向かっていった。
壱樹村では、男性と女性というものに大きな差がある。
特に×は、子孫を残せないという掟があるので、
女性は異性との関係を持たず一生を終える者も多い。
男性は同性と関係を持つ者が多く、永新が特別ではない。
黒川も同性の恋人を持っていた。
×の女性は短命も多く、又、生贄にされる場合も多かった。
どこか×の女性は、儚く綺麗に思える。
光二はホストで、人の女性を相手にしている。
でも、光二の恋人は氷渡で男性であった。
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