第一章 雑草にも花は咲き

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『光二。女性もいいと思うよね?』 「まあ、そうだね。俺も、どっちもいけるよ」  しかし、子孫を残してしまうと処刑されてしまうので、スリリングだという。 「守人。俺は仕事だから、眠っていてね」  そこで、俺は光二の中で眠る事にした。  俺のような二重人体は、村でも珍しい。 光二は、俺を護る為に、二重人体になったと言っていた。 どうしても、眠っている時間が無防備になるので、交代制になったらしい。  俺が光二の心臓の付近で眠っていると、大きな音がしていた。 何の音なのだと、少し目を開いてみると、そこには大きな鳥がいた。 こんな場所に鳥がいる筈ないので、きっと夢なのであろう。  しかし、心臓よりも大きな音が響いていた。
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