第一章 雑草にも花は咲き

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 再び眠ろうとすると、足元に巨大な蛇がいた。 鳥に蛇は天敵ではないのか。 慌てて蛇を追うと、オウムに突かれて逃げていた。 この蛇が、細い糸は吐き出し光二を修復していた。  光二はこの二匹を体内で飼う事で、重傷から復帰して普通の生活に戻った。  でも、こんな生命が簡単にいる訳もない。 光二が瀕死の状態からは、リルが助けてくれたが、この生き物はリルの仕業ではない。 満千留も翔琉も、俺と似たような年齢で経験が少ない。 こんな見た事のない技を使うとすると、俺にとっても未知の存在である、 兎屋ではないのか。  俺は胡坐をかいて座り直すと、オウムと蛇を観察してしまった。
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