第一章 雑草にも花は咲き

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 このオウムは×ではなく、蛇もまた×ではない。 寄生生物とも呼べるモノではあるが、村でも見た事が無かった。  これは、創造された生物ではないのか。 人の創造により生命が生まれるなど、世界の崩壊になりそうだ。 『兎屋だ』  兎屋は、全てを面白がっている傍観者だった。  でも、おかげで光二は生きている。そこは、感謝しなくてはならない。 「気にせずに眠れ」 『そうする』  再び眠ると、近くで大きな兎が眠っている気がしていた。
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