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目を覚ますと志摩の手の中で、時間を見るとバイトの時間であった。
慌てて身支度を整えると、喫茶店ひまわりに行った。
喫茶店ひまわりには、既に多美が来ていて、あれこれ惣菜を用意していた。
多美は八重樫家の×で、五百年を生きている。多美は昔、×の教育者であったらしい。
見た目は九十歳近いお婆さんであるが、十キログラムもありそうな、
鍋を片手で振り回していた。
「守人様、志摩さん、早く鍋から器に盛ってください」
朝は、下のカプセルホテルの客が来る。
駅はやや郊外になるが、付近には配送センターや運送会社が多くあった。
駅前にも、関連会社が多い。
配送が夜を通して動いているので、カプセルホテルにも客が多かった。
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