195人が本棚に入れています
本棚に追加
愛していると言われると、稼いで、食わしていかなくてはと思ってしまうのは、
俺が男だからであろうか。
「志摩……いつも、ありがとう。俺も大好きだよ」
志摩の指に抱き付くと、顔が横にあった。
指には抱き付けるが、首は細いので抱きつけない。
でも、擦り寄ってくるので、頬にキスしてみた。
「守人さん。護衛を真面目に検討しましょう。守人様は人で、×には敵いません。
私は、もっと守人さんと生きていたい」
護衛か、でも、俺の給料では生活でも苦しい。
山を諦めれば、結界の代金で護衛が雇えるであろうか。
「前向きに検討する」
でも、やはり余裕がないような気がする。
最初のコメントを投稿しよう!