第一章 雑草にも花は咲き
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「光二は×だから、いいの!」 俺は光二と双子で、二重人体と呼ばれる存在であった。 存在が重なっている状態で、肉体も頭脳も別なのだが、空間には一人しか存在していない。 二重人体は入れ替わる事が可能で、昼は俺、夜は光二になっている。 「そうか……上月は、光二の×の能力を伸ばしたいのか……」
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