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「大体、守人様であるのに、暗殺部隊程に強いというのも異常だよ」
永新は村の暗殺部隊で、公務員であった。
「守人様というのは、元々、強いの」
俺は夜になると光二に入れ替わる。
時計を見ると、もうすぐ入れ替わりの時間であった。
「入れ替わる前に、志摩の手の中で眠っておこう」
志摩を呼ぶと、奥から手が伸びてきていた。
その手も、畳程に大きく、俺を包み込む。
志摩は、無形の×で、本体は奥にある箪笥の中にあった。
箪笥から手だけ出して、志摩が俺を掴んでいた。
「守人さん!早く呼んでください。寂しいですよ!」
今日は、器材の点検のために、喫茶店ひまわりが休みになっていた。
そこで、リビングで黒川と話し込んでしまったのだ。
黒川と光二はホストで、これから出勤になる。
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