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「志摩!」
志摩の手の中は、俺にとって最高の場所であった。
適度の温度、柔らかさ、どれをとっても居心地が良い。
「それで、上月。仙人に会いにいくのか?」
永新が、志摩の手の中に腕を入れ、俺の耳を引っ張るので顔を出した。
すると、永新は俺の口にプチュッと軽くキスをしていた。
すると、志摩が俺を握り締め、潰されそうになった。
「志摩、ギブ!痛い!」
永新は面白がって笑っている。
俺と志摩は幼馴染で、長く一緒に住んでいる。
最近は、恋人になり、体の関係も持った。
でも、志摩はこの世界では手と顔しか出せないでいる。
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