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「うちも、そろそろ建てちゃう?
晴馬が設計に関わってくれるなら、依頼しちゃうぞ」
「ずっと待ってたくせに」
「そうよ。待ってたわよ!
この家見たときから、晴馬にお願いしたいって言ってる人はいっぱいいるわよ。
だから、きっと起業してもしばらく仕事はあるんじゃないかな?」
「へぇ・・・そうだったんだ。良かったね、晴馬。
じゃ、そろそろ朝ご飯にしましょ?」
賑やかな朝の時間が過ぎて、子供達もご機嫌で。
暖かな日差しの中で食べる素朴な魚定食を味わいながら、俺は自分の可能性を改めて実感した。
決断した時点で大概の夢が叶っちまっていることに気付く。
これも、神の采配なのだろう。
夏鈴の微笑みが俺の太陽だ。
いつまでも俺を照らし続けてくれ。
そうすれば俺は永遠の防波堤としてここで皆を守り続けていける、気がする。
おわり
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