第3章 親になっても愛し合いたい

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燿馬も恵鈴もすっかり叔母夫婦に慣れて、ニコニコ可愛い顔して笑ってやがる。 「晴馬、おはよう。 さっき、聞いたよ? 父さんに会ったんだってねぇ。いいなぁ・・・。私も会いたかったなぁ」 「・・・おはよう。 そういや、姉ちゃんのことはなにも言ってなかったな・・・親父」 「そういうこと、言わないでくれる?傷付くじゃん!!」 「えっちゃんのことなら、私に伝言を残していますよ。 でも、その時までは言ってはいけないんです・・・すいません」 夏鈴は申し訳なさそうにそう言った。 親父は夏鈴にメッセンジャーまで頼んだらしい。 「その時って、どのとき?」 「それは、まだ私にもわかりません」 「・・・ふうん・・・」と、姉貴は唇ととんがらせてガキみたいに拗ねた。 「夏鈴ちゃんを困らすなよ」と、トシさんが呆れたように注意してくれたから、俺は何も言わず。
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