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「いただきま……す!?」
わたしは慌てた。今まで気づかなかったことが不思議なくらいにテーブルの上が異常。
二人分のセットが並んでいる。
食べ切れるわけがないと思った瞬間、目に入ったのはわたしと相席をする男性。店長さんだ。
「あ……あ、の?」
他の席はまだ空いている。相席をすることはないのに。
しかもこのカフェの店長さんが客と一緒に食事をするなんて、どうして?
驚くわたしのことなどお構い無しに食べ始めてしまう店長さん。
「冷めてしまうよ」
「あ……ごめんなさい」
聞きたいことは山ほどあるのに、聞ける雰囲気じゃなくて。なぜか相席をしてしまった店長さんと二人で食事をすることになった。
気にしないで、まずはせっかくのランチなんだからとフォークを手に取る。
時間もあるし、一つ一つ味わってみることにした。
「いただきます」
わたしは改めて言って、サラダを手に取る。
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