ラブロマンス。

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お腹が安定をして 大きくなる頃には、奥さんとなった女性客も 来てくれた。 カフェインが飲めないから ジュースを頼んだが 名前は、何がいいだろうか?と 幸せそうにお腹を撫でていた。 そして出産。 次に来てくれた時には、 1歳になった我が子を抱いていた。 男性客が抱っこをしながら いつものお手製のコーヒーを飲んでいた。 奥さんの女性客と話をしながら のんびりと座っているとその赤ちゃんは、 背中合わせに座っていた高齢の男性客に 目を向けた。 食べながら新聞を見ているので 手に持っていたサンドイッチは、そのままで 動かない。 赤ちゃんは、サンドイッチが食べたいのか 手を必死に伸ばしていた。 もう少し……。 しかし、もう少しのところで父親の男性客が 気づいて離されてしまった。
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