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数珠子「うううう・・うわーん!!! 」
数珠子は悔しさのあまり大きな声で泣きながら、大会会場から出てきている。
積麗は数珠子をなぐさめている。
積麗「数珠子泣くなあ! 」
その横を京都祇舎のメンバーが追い抜いていく。
唯「あなたたちは何をしてはりましたの! こんな屈辱ありませんどえ―― 」
唯に怒られ、他の京都祇舎のメンバーは落ち込んでいる。
積麗「・・・・・」
積麗は京都祇舎のメンバーを見て言葉がでてこない。
数珠子は、それどころではなく泣いている。
数珠子「これを泣かずにはいられるのか! うわ―ん!! お腹空いた! 」
積麗「そっちか! 」
数珠子は鼻水をすすり、震えながら話している。
数珠子「くく・・ううう・・・私たちが負けた、祇舎中学は、その後、開成大に負けた、しかも点差は、51対26! ううううう・・うわーーん! 」
積麗「めんどくさ! ・・・・確かにそうだね。開成大に隙はないし、だれも寄せ付けな
い層の厚さ!・・だから私は決めた! 開成大付属高校に行く! 」
数珠子「え・・・そうなの・・・・」
積麗「開成大には、まだまだ実力を備えた控えメンバーもいる。そこで切磋琢磨すれば、
もっと強 くな れる絶 対 に! そして私はレギュラーを取り、学内の1位を目指
す。そうすれば日本一になれる! そうでしょう数珠子! 」
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