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奏珠子「うわ―ん! 」
積麗「まだ泣いているの! も―う!! 」
数珠子「もう積麗とは別れ別れだ! うわ―ん!! 」
積麗「え― 行かないの開成大に・・・大宮商業に行くの? ・・それとも京都伏成学園
とか・・・それは遠いか・・・」
数珠子「播磨灘! 」
積麗「は・・播磨灘高校って、兵庫県の? 」
数珠子「そう! 」
積麗「確か、8年前、観笠杏奈が全国制覇してから、2,3年は全国にも出て来たけど、
それからは特に何もうわさは聞かないし、大会にも出ているのか・・・」
数珠子「でてるわ! 確かに5年ぐらいは全国にもいけてなし、最近は兵庫県大会でも上
位には入っていない」
積麗「なんでそんなとこにわざわざ行くの! 」
数珠子「私の原点だから! 8年前の全国大会で、フラッシュ暗算見て、珠算を始めた
し、観笠杏奈さんってすごいんだよ! 私はあの人みたいになりたい! 」
積麗「でも待って! 観笠杏奈は、その後3年ぐらいはフラッシュ暗算のチャピオンで居
続けた。しかし珠算の名人クラスがどんどんとフラッシュ暗算を始めたら、彼女は
勝てなくなって、その後、彼女は珠算連盟からも脱退し てどこかへいなくなった
って話じゃない」
数珠子「 いなくなってないよ! まだまだ終わっていない」
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