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そして、翌春、数珠子は播磨灘高校に入学して、珠算部に入部するために、職員室にいる、顧問の荒巻先生を訪ねた。
数珠子「廃部!! 」
荒巻「そうやで。珠算部は廃部したで! 」
数珠子「聞いてないよ! 」
荒巻「ま―、公には発表されてへんからなあ。でもホームページに書いてあるでぇ! 」
数珠子「うそ! 書いてないですよ! 」
そう言って、数珠子は、パソコンで珠算部のページを開く。
そこには、珠算部の説明があるだけで、廃部とは書いていない。
数珠子「ほら書いてないじゃないですか! 」
荒巻「書いてあるで! 」
そう言って、下にスクロールすると、
『珠算部は、冬の大会を持ちまして廃部いたしました』
と書いてあった。
数珠子「ガビ―ン・・・」
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