第十四章 相愛

4/11
426人が本棚に入れています
本棚に追加
/146ページ
「・・・っえ、ちょ、何・・・っ、」 焦って顔を上げるけど足が上がっているせいで上手く起きれない。 ミナトはそのまま太ももの内側に吸い付いて赤い跡を残していく。 「俺、リンなら全身舐め尽くせそう。」 言葉通りいろんなトコロを舐めていく。膝や足先まできて、指を咥える。 「あ、やっ、やめ・・・汚い、から・・・っあぁ、」 ゆったりと時間をかけて舐められて、全身が性感帯になったみたいで。 「・・・っはぁ、俺、リンに関しては変態になれそう。」 味わうように、足先から今度は段々上がってくる。 「・・・っあ、いや、・・・もうっ、ソレやめ・・・」 ビクビクと意思とは無関係で震えてしまう。 今まで感じたこと無い感覚だった。 「・・・すごい、リンのココ。」 妖艶に笑うミナトの視線は俺の下半身に注がれる。 先からトロトロ蜜があふれ出て、臍の窪みに小さな水たまりを作っている。 「・・・っくそ、言うな、あぁッッ!!」 ミナトは、俺のモノを舌で掬うように下から上に上下に舐め上げた。 ずっと待っていた刺激だけど、刺激が強すぎて呆気なくイってしまった。 「・・・っはぁ、はぁ、」 「いっぱい、出たね。」 手のひらに伸ばしながら、指に纏わせて、後ろに滑らせる。 「・・・っんん、はぁ、ん、ちょ、ま・・・って、」 「待ってあげたいんだけどさ、俺も、限界。」 イって直ぐの躰に、また明確な快感が与えられる。 ・・・しかも、内側から。 「あぁ!!ッッ、だめ、ソレ、ダメだから。」 指を挿入されて内側を探るように動かされる。 前までは多少異物感で気持ち悪さがあったはずなのに、今は快楽しか感じなかった。 「リンも、俺のさわって。」 眉間に皺を寄せて、何かに耐えるようなミナトを見て、おずおずと手を伸ばす。 「・・・はぁ、・・・キモチイイ。」 自分の拙い行為に、ミナトが気持ちよくなってくれてるのが嬉しかった。 後ろを出入りしている指の数も増えて、だんだん上り詰めてきた。 でも、まだ、足りない。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!