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グラッドストンカンパニー
私の名前はジョナサン・グラッドストン。取り立てて言う事の無い、ごく平凡な男だ。先日、弱いもとうとう五十に届き、頭にも白いものが目立ち始めた。
あえて言うほどの事でもないが、小さな会社を一つ持っている事は私の細やかな自慢だ。
グラッドストンカンパニーと言う名前で、私が一から作り上げた唯一のものと言っていいだろう。とはいえ雑多な会社であることは否定できない。そうだな、街の何でも屋と言ったところだろうか。この街の発展や平和の為に、様々な事を引き受けさせて頂いている。
経営者と言ったって、私はまあ神輿みたいなもので、本当に頑張ってくれているのは担ぎ手である部下達だ。皆街を愛し、街に尽くす心を持った優秀な連中で、彼ら無くしては何もできないと言っても良い。
そんな部下達と共に働くことのできる私は幸せ者だ。
街の人々も我々を愛してくれているようで、街で見かければ挨拶をしてくれる。時には会社へ寄付が届くこともあり、全く街の人々には頭が上がらない我々だ。
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