〈2羽〉
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「あー、そういう子は大体雑種。血統書つき純血の子は5万以上するんだよ? 1万やそこらで買えるわけないよ。1滴でも違う種類の血が入ったら、もう雑種なんだってさ。ミニウサギっていって売られてる子と同じ。僕はミニウサギも大好きだけどね」 ステラを見つめる晴の目は、やさしく綻んでいた。真澄もつられて頬が緩みそうになるのを、ぐっと堪える。
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