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俺「いや…やっぱまだそれ着ると暑くないッスかね?」
ホラー「外界の人間はどう感じるか知らないけど…私なら全然暑くはないわ…。」
最早、俺に選択肢は無いのか?
俺はその着ぐるみを装備した。視界が悪い。重い。窮屈だし。何よりも妙な臭いが鼻につく。
ホラー「ちょっと変な臭いするかも…大丈夫?」
俺「この臭い…俺の鼻が正しければ『血』っぽいんですけど。」
ホラー「え?何?聞こえないわ…。」
俺「気のせいでした。大丈夫です。」
やはり俺に発言権は無かった。
この着ぐるみの内部で、過去にどんな惨劇が起こっていたのだろうか。俺は考えないように努めた。
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