捕らわれの姫

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メタボは慣れない運動に疲れ、額がテラテラと光っている。肉に埋もれた顔は汗でびしょびしょである。 あごからは滝の様に肉汁が垂れる。焼き肉やステーキなら舌なめずりをするところだが、メタボリックバーコードの場合は後ずさりしてしまう。 俺「近寄るなぁぁ!!」 俺はメタボにビンタをかました。これが大きな間違いだった。 俺「ぎゃあぁあぁぁあ!!!!」 メタボ「落ち着けぇ!!」 俺「油が脂があぶらが肉汁が汗があぶらかたぶらぁぁ!!!!」 俺の手のひらはメタボの肌同様、テラテラ光ってしまった。
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