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入って来たのは見た事の無いお客さん。 黒髪黒目のびっくりするほどのイケメン。 「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ。」 店内を見回してテーブル席へ座るイケメン。 今はお客さんが誰も居ないので選びたい放題ですよ。 イヤ、いつもじゃないんだよ。 お昼時とかにはそれなりにお客さんもいるし。 何となく言い訳じみた事を考える。 ギルバートさんがお水を出しながら注文をとってくれる。 キャッツアイ以外のお客さんにはギルバートさんが必ず行く、国営ギルド関係の人だと危ないかららしい。 なんか大事にされてるけど奴隷だからなのか、私みたいに家族みたいだと少しでも思ってくれていたらいいな。 「うーん、ケーキを全種類と紅茶で。」 今日のケーキはスフレケーキとチーズケーキとアップルパイみたいなやつ。 リンゴに良く似た果物を見つけて作ってみました。
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