殺し屋・三谷

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 唐木が檜山を見る。檜山がうなずく。 『便所の100ワット』 『うるせーよ』  ムカつく若造だ。 『ところで三谷よ』  唐木が首をグルグル回した。 『何だよ?』 『これから流行するものって何だと思う?』 『まー自動車はダメだろうな?こんなに景気悪いと買う人も少ないだろう。チャリなんかよくない?』 『貴様、顔は悪いが頭はキレるな』  唐木が優しそうな笑顔になる。 『顔が悪くって悪かったな?』 『まぁ、そう怒るな?貴様に始末してもらいたい人物がいる』  それが戸村だったのだ。
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