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2017年10月31日。
毎年ハロパに参加しない舞妓はん。
信楽の松茸を食べに行くことになりました。
「女将さん。おおきに」
信楽の有名なお店。
松茸と近江牛のすき焼きが食べれるんだ。
タクシーの運転手さんは山に連れて行きました。
女将さんが尋ねます。
「すんまへん。この道どす?山奥にお店ありまへんやろ」
運転手さんは言いました。
「本店が山奥にあるにゃ。安心してにゃ」
女将さんは笑います。
「ホホホ。猫耳に猫ことば大変どすなぁ。お仕事のハロウィンは」
運転手も笑います。
「ははは。たぬきの耳にゃ」
女将は尋ねます。
「たぬきといえば、信楽たぬきの日は、もうそろそろどす?」
運転手は答えます。
「11月8日にゃ。お店に着いたにゃ。今日は特別サービスお代はいらないにゃ」
舞妓はんは「おおきに」と言ってタクシーをおりました。
女将さんは一万円を手渡して言いました。
「お疲れさまでした。美味しいもんでも食べておくれやす。お釣りはいりまへんよって」
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