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1. 俺嫁「ちろぽん」
誰だって夢を見る。
誰だって憧れる。
それは、叶う筈のない事
もし、二次元に行けたら、、、って
頭がおかしくなったのかって心配される様な事だ
だが、同士にはこの気持ち分かるだろ??
推しキャラと一緒に過ごす幸せな日々があれば、死んでもいい。
推しキャラとあんなことやこんな事をしてムフフな生活を送る事が出来るのなら、、、、
まぁ、現実はそう甘くないのかもしれない。
側から見れば、やばいやつだろう。
仕方ない。そこは認めよう。
俺は正真正銘のやばいやつだ。
推しキャラをこよなく愛し、推しキャラを手に入れるまで愛(金)を注ぎ込む。
不思議なことに、破産した事はない。
そのうち、死ぬんじゃないかと思うぐらい運はいい方だ。
こんなに恵まれていいのだろうか。
しかし、俺はここで止まるわけにはいかない。
なんとしても、推しキャラ「ちろぽん」と会い、嫁にするのだ。
俺は、ちろぽん以外の女に興味がないと言っていいほど一途だろう。
三次元の女なんか以ての外だ。
ちろぽんを嫁にするには、二次元の世界に行かなければならない
だけど、そのための手段は、、?
ある時、アニメや、ゲーム、二次元に対する娯楽というものが世界中で瞬く間に広がった。
そして、人々はそれに近づきたいと思ったのだ。
その思いが、更なる技術の発展へと繋がり、短期間で人間はさらなる進歩を遂げた。
現に、この世に生きる人の20%は二次元の世界で生きる事を選び、姿カタチを消して行った。
誰もが、二次元の世界で生きる事を選び人口が減少する事を想定した政府は、この開発を中止したのだが、人々が二次元を愛する想いは予想を超えるほど強く、開発者達は二次元に生きる装置を完成させてしまったのだ。
しかし、装置が完成したにも関わらず20%しか減少していないのは何故だろうか。
この腐った三次元に思いを残す物があるのだろうか。
これは、推しキャラをこよなく愛すオタクの物語である。
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