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人気急上昇中の『勇者と乙女の物語』
まさしくこのゲームは神ゲーであり、今人類が最も行きたい2次元ランキングで上位にもなっている。
しかし、このゲームはまだ3次元と2次元を繋ぐルートが発見されていない為に行くことが出来ない。
2次元で暮らす装置を開発している会社「ドリームラボテック」は、現在ゲーム製作元と協力中との事である。
「サイト関連での情報はこんなものかなーっと。まぁ、これ以上はお楽しみだもんな。あ、ロード終わるじゃん!!!ちろぽん来い!!!」
画面に映るのは、、、、光輝く虹色の鈴。
「よっしゃぁあああああ!!!!ワンチャンあるぞ!ちろぽん!!ちろぽん!!俺の嫁!!!」
Rの情報がどんどん流れていく中、最後の虹色の鈴のシーンになった。俺の鼓動は、どんどん高まっていく。
ガチャで、ちろぽんが登場した時はその日の内に引くように課金する。これが、画面越しにしか愛してあげられない俺の出来る精一杯の事だ。きっと画面の向こうで、ちろぽんは寂しがっている。
早くルートが開拓されたら、真っ先に俺はちろぽんに会いにいくんだ。
虹色の鈴が、弾けた
「旦那様、メリークリスマース!!ちひろの大好きな、お稲荷さんがクリスマスプレゼントなの!え?ちひろにもくれるの?やったぁ!!旦那様だーい好き!」
キタ。俺嫁来た。一回のガチャでまさかの!!
「うぉおおおおお!!!!ちろぽんキタァああああああ!!!!」
俺の中の血という血が沸騰しているような気がした。嫁への愛情は、きっとこんな形で返ってくるもんなんだろう。愛してる、ちろぽん。
きっと今夜も眠れない。
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