刻印

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「あ、あ、ああー! ひ、あ」  風呂場だから、先ほどよりもよく声が響く。 「綺麗にした甲斐があった。よく締まる。それとも二度目だからか?」 「や、めろ、ああっ」  えぐられるたび、背中がゾクゾクする。 「よくうねって……優秀だ」  清明の吐息が耳をかする。頭の奥が熱くて、変になる。清明は石鹸を手のひらに擦り付け、永凛の性器をこすりあげた。 「ひ、っあ」  ぬめついた感触に、永凛は震える。清明の指は、細かい皺までなぞるように動く。 「は、あ、あ、う、あ」  あっさり射精した永凛に、彼が囁く。 「せっかく洗ったのに……また汚して。はしたない貧民だな」 「おまえ、がさわるから、だろうが」 「おまえ?」  乳首をぎゅっと摘まれ、永凛は呻く。 「せ、いめ……い、さま」  歯ぎしりするような声を漏らした。 「口が悪いのは矯正せねばな」  下から突き上げられて、永凛は途切れがちに息を漏らした。 「あ、あ、あ……っ」  突き上げられるたび、どんどん高みに登っていく。泡だらけの性器が震えているのが見える。恥ずかしくて目をそらした永凛の中に、また熱いものが流れ込んできた。 ★  かぽん、と桶の鳴る音が浴室に響く。永凛は、顎まで湯に浸かっていた。     
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