プロローグ

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ある日、我々人類は滅亡の危機に追いやられてしまった。 なんの前触れもなく。 誰にも悟られることもなく。 人類の危機はやって来たのだ。 4月20日 AM7:00 突如、アフリカ大陸の空と大地が裂けた。 そこから溢れ出てくるように姿を現した敵。 現れた人類の敵はいつも物語に語られる様な悪者のように、人間を殺し、略奪を繰り返し、繰り返し、繰り返し、俺達人類の大地を踏みにじって行った。 無論、我々人類も対抗した。 各国は戦争や内乱、諸々の紛争を一時休戦、全人類が総力を挙げて敵と戦った。 だが、敵の保有する異能の力は人類の作り出した兵器では歯も立たず、奴らが姿を現した日からたった3日で地球の大陸半分を制圧して行ったのだ。 人類の虚しい抵抗は続き、たった数日の出来事が何年も何十年もの出来事に感じた。 『ああ、これで人類はこのまま何も出来ず、突如現れた生物に殲滅されるのか。』と皆、心で思った事だろう。 そして、敵が現れ世界を侵略し始めてからの4日目の朝 4月24日 AM6:30 「人類のみっなさ~ん、無駄なケンカ(戦争)はやめて、私達とお友達になりましょー!仲良くなりましょー!」 間の抜けた声と何故か日本語でしかも全世界テレビ中継でそれは告げられたのだった。 その言葉が一体何を意味していたのか、たとえ意味がなくても人類は皆がこう思ったのである。 お前が言うな。と
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