同人野郎のデイドリーム編

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一度こーゆう紙媒体のイベント、同人誌即売会に参加した事がある人やオタクの聖地、今では神格化されそうな場所“秋葉”とかで同人誌を見た事がある人はわかるかもしれないけど、 「なんつーか最高だよね!?」 自身が好きなアニメのキャラとか(この場合は二次創作か)が様々な同人作家さん達の手によって色んな表情を見せてくれる。18禁ってのもあるにはあるけど!それも一つの自由な表現手段。全然あり!!勿論オリキャラモノの一次創作でもいい。とにもかくにも一つの 観念に囚われず、あらゆる世界を創造できる。そんな文化の端くれでもいいから、自分も参加してぇ。言葉にするなら 「あの柔肌にずっと触れていてぇ。」 って訳だ。長い前置きになり過ぎた。話は2時間ほど前に遡る…  「只今19時を持ちまして、以前より検討されていました…法案が試験的に施行されます。現在ネット、もしくは活動等で…指定の許可、もしくはハッシュタグに…のマーク、明記がついていないモノを投稿、発表されている方々は自粛もしくは改正をお願いいたします。」 テレビのニュースキャスターが何か喋っていたが、今の俺には関係ねぇ。というかそれ所 じゃない。今日の12時までのネットでの投稿イベント用のイラコンが、目下の課題として 上がっていた。着色はほぼ終わっている。後はネットに必要事項を入力して投稿するだけ。 画力レベル、作画技術すべてを比べても、他のネット上位のランカーには敵わないのは百も承知。だが、必ず一矢報いる。学業(人によっては職業)、交友関係、所持金? 知ったこっちゃねぇ!今できる事でベストを尽くす。全ての生活レベルを配慮したとしても、これをやめる事は出来ない。立ち止まる暇なんてない。あらゆる媒体に自身の作品を 投下し、世界に自分の存在を叫び続けてやる。昔のアニメで、こんな繰り返しを “血を吐き続けるマラソン”なんて言う奴もいたが、いいじゃん? 血が出る余裕があるだけで最高じゃない!!こちらとら、もう液体どころか 臓器が出るくらい叫んで、足の爪が?ぎ取れるくらい走り続けてますぜ!! と叫んでいるが、今日は心配ねぇ。どうにか間に合いそうだ。
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