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【「死」とは…】
この先、どこまで行けるか。
そもそも先ってなんなんや?
人の一生って一回なんよな…。
だったらいけるところまで行くしかない。
地位、名誉、財産…考えるのがめんどくさい。
人が元来、欲するものと色んなところ、人から聞くけど、そんなもん後からついてくりゃええ。
待てよ…わしもそれが欲しくて、見たくて先に進みたいのか?
どうでもいい…、めんどくさい。
「命短し恋せよ乙女」(ゴンドラの唄)
そうか、命は短いのか…。
そりゃ、ますますなりふり構ってられんの…。
「誰もがいつかは死ぬ」(マトリックス)
わかってはいるが、実感がわかんの…。
遠くに置く死を当たり前のように実感できれば、尻を叩かれる思いがするやろうな…。
「何かのせいではなく、何かのために死にたいものだな」(マトリックス)
何かのため…何のためや?
嗚呼!考えるのがめんどくさい?
そんなもん、これから見つかるやろ。
「少なくとも自然は生命を更新するためにのみ死を役立てます。」(ロダン)
そうやな…そうやな?
更新か…こりゃ、あまり考えたことない概念やったな。
老いて、次世代に負けることになっても後悔をしないことやな。
できるだけ次のもんにとって、分厚い壁になりたいのお…。
「強烈に生きることは常に死を前提としている。死という最もきびしい運命と直面してはじめていのちが奮い立つのだ。死はただ生理的な終焉ではなく、日常生活の中に瞬間瞬間にたちあらわれるものだ。」(岡本太郎)
スッと、気持ちが楽になったわ。
死か…やっぱりこれなんやな。
期限があって、初めて奮い立つ…わしの性分にも合っとるわ。
よっしゃ!行くで、行くで?
なりふりなんか構ってられるか?
この先というのは死ということやったんやな。
野垂れ死に覚悟や?どんどん突っ走れ?
わしゃ、どんな死に方ができるんやろうな…。
彼は百まで生きたそうな・・・。
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