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この数日後、山南敬助は脱走の罪を問われ切腹を命ぜられます。
山南を慕う多くの隊士たちが再度の脱走を勧め、手はずまで整えますが、山南は頑として聞き入れなかったといいます。
介錯は、山南たっての希望により、沖田総司が務めました。
時に山南敬助三十三歳、その死を悼んで新選組参謀 伊東甲子太郎が詠じた歌です。
『春風に 吹きさそわれて山桜 散りてぞ人に をしまるるかな』
おわり
(注:この物語はフィクションです)
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