新選組 山南敬助の脱走

8/8
前へ
/8ページ
次へ
 この数日後、山南敬助は脱走の罪を問われ切腹を命ぜられます。  山南を慕う多くの隊士たちが再度の脱走を勧め、手はずまで整えますが、山南は頑として聞き入れなかったといいます。  介錯は、山南たっての希望により、沖田総司が務めました。  時に山南敬助三十三歳、その死を悼んで新選組参謀 伊東甲子太郎が詠じた歌です。 『春風に 吹きさそわれて山桜 散りてぞ人に をしまるるかな』 おわり (注:この物語はフィクションです)
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加