暴かれた秘密

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   「へっへぇ~、いたいた!  そこの色眼鏡をかけたおじさん、  あんた・・・、その眼鏡の下はどうなってるんだい?」  「「!!」」 サルペドンとマリアに緊張が走る!  まさかっ! そして彼ら二人以外には、当然何のことかは分からない。 何故、サルペドンの顔の事なんか気にするのだ? あのサングラスの下には、 かつて戦争だかなんだかで付いた傷があるとしか・・・。 サルペドンはひたすら動揺を隠しながらも、冷静に答える。  「眼鏡の下だと?  そんなものを気にしてどうしようというのだ?  別に面白いものが隠れているわけではないぞ?」  「まったまったぁ、とぼけちゃってぇ?  ・・・そうだ?  ボサボサ髪のあんちゃん、  なぁ、アンタだろ?  この集団で一番偉いのは?  アンタはあの眼鏡の下ぐらい見たことあんだろ?」  
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