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ヘルメスが目先を変えたのは、言わずと知れたタケルにである。
いきなり話を振られたタケルに、話の筋が見えるわけもないが、
タケルもサルペドンの傷は見たことがある。
何の躊躇いもなしに記憶にあるがままの答えを言う。
「サングラスの下だろ?
ただ・・・昔の戦いでついた傷があるから目を隠してるだけ・・・。」
・・・終わりだ・・・。
サルペドンは全てを覚悟した。
そしてヘルメスはニッコォリ!
・・・と満面の笑みを浮かべたのである。
「そうか、やっぱりアンタなんだね?
ここにいる地上の人間達をずっと騙してきたのかい?
ええ?
俺たちの同胞・・・そして裏切り者、
大地を揺する者・・・ポセイドン・・・!」
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