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王都ピュロスの近隣、ハデスのテメノス(神領地)であるメタパは、
その大きさも人口密度も、村というよりかは町に近い規模である。
ところどころ岩肌がむき出しになり、
高低の多い、丘陵地帯と考えてもらっていいだろう。
当然、坂道や傾斜、石段などが多いので、
あまり老人には住みよい村とも言えないが、
鉱物の採取や交易などで、村の経済は活気がある。
村で最も高い場所には、
あの冥府の神ハデスが住まう神殿がある。
・・・先日の大地震で一部、宮殿に被害があったようだが、
応急処置は既に施されているようだ。
完全に被害の爪あとも残さず作り直すという選択肢もあるのだが、
この先、ポセイドン・・・いや、その正体が今ひとつ不明とは言え、
大地震を起こされても、作業が無駄になるので、最低限の補修にしたようだ。
宮殿の北側は絶壁の崖があり、
その下には流れの速い川がある。
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