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「これはこれは、ご配慮痛み入りまする・・・。
それはそうと・・・もし、私めの望みを叶えていただけますなら・・・。
何故、ピュロスではなく、
このメタパにヘファイストス様を留めたのか、教えていただきたいのですが。」
クラトスはニヤァっと、気持ちの悪い笑みを浮かべると、
嬉しそうにネレウスを見下ろした・・・。
「感づいているのだろう、爺さんよ?
次の戦場はこのメタパだ、
ポセイドンに、ここで地震でも起こされたら、被害が大きいのはこっちだ。
奴の能力の弱点は敵味方を区別できないこと。
ヘファイストスや・・・そして勿論、お前がここにいることによって、
奴の能力を封じられればいい。
・・・そういうことだ。」
「なるほど、もっともでございますな。
それでは私はポセイドン様の到着を心待ちにするといたしましょう。」
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