第2章 夢の中

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  「どうしたの?」 リンさんは着替えの手を止めて私に近づいてきた。 「うん……。」 やっぱり正直に答えるしかないよね。 「ちょっと怖い夢を見て……。」 「最近多いわね。」 「そう……かな?」 「そうよ。」 フワリ リンさんが私を優しく包み込む。 「え? あの、リンさん?」 「大丈夫、あたいたちも強くなっているから。 みんなでプロローグに帰ろう。」 なんだか私の心の中を見透かされたようで……。 「うん。」 私は頷く事しかできなかった。
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