第2章 夢の中

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  しばらく私を包んでくれたリンさんは私から離れた。 「どう? 落ち着いた?」 「うん、ありがとう。」 私の震えはすっかり治まっていた。 「バウクだけじゃなくあたいたちも頼ってくれて良いんだからね。」 リンさんは着替えを再開しながら私に言った。 「……うん。」 変な気を使わせちゃったかな? モノガを出発してまだ1日。 SSSとの遭遇率がグンと上がったって聞いて、怯えているのかな私……。 自分でも良くわかんないや。 でもダガーさんの話を聞いて怖かったのは事実。 皆が傷つくのは見たくない……かな?
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