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次男ひとしは鼻炎の薬と多動を抑える薬を処方されている。
どちらも飲まないと授業に差し支えるのだ。
のそのそとダイニングの席に着くひとし。
朝食用の総菜パンを物色してメロンパンを取り出した。
「ほら、あと10分!」
只野は声を荒げる。
ひとしはのろのろと袋を破りパンにかじり付いた。
毎朝こんな感じで只野は苛立ちを募らせるのだ。
子供たちを送り出した只野は一気に疲れがでる。
再び布団に潜り体を休めるのだった。
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