1人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
つい先ほどまで砂漠だったハズの空間は暗黒の闇に変わっていた。
3m超えの元上司がそこに仁王立ちをしていた。
只野の背中に冷たいモノが走る。
只野は必死でコールタールの海を逃げまどう。
元上司から少しでも離れるためだ。
しかしコールタールに足を取られ上手く歩けない。
迫り来る元上司。
気配だけで直ぐ後ろにいるのが解る。
「只野~。」
地面の底から響くような声。
只野は逃げる事しかできない。
再び目の前が暗転した。
最初のコメントを投稿しよう!