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地面がある。
周りを見れば殺伐とした火山地帯だ。
いきなりの事に只野は戸惑った。
しかし前方に感じる気配に全身から汗が噴き出した。
恐る恐る視線をそちらに向ける。
太く大きな柱のような足が見える。
視線を上げていくと、鬼と化した元上司が立っている。
只野の体は恐怖に包まれた。
鬼と化した元上司が金棒を振り下ろす。
只野は身動きすらとれなかった。
***
「……ん、ご飯よ。」
実母の声で目を覚ます只野。
辺りはすっかり暗くなっていた。
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