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しゃれしゃれしゃれしゃれ しゃれこうべ
どーこも かしこも しゃれこうべ
彼女は今日も歌う。しゃれこうべの歌を。
「なんでそんな歌うたうんだよ、気持ち悪いやつだな。」
いつしか彼女には誰も話しかけなくなった。
それでも彼女は歌う、しゃれこうべの歌を。
そして、ある日。
核爆弾が投下された。
彼女は奇跡的に助かった。
しゃれしゃれしゃれしゃれ しゃれこうべ
どーこも かしこも しゃれこうべ
あいかわらず歌う、しゃれこうべの歌を。
見渡す限りのしゃれこうべの山を見ながら、
彼女はニヤリと笑った。
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