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「あ、あんまり深く考えるなよ。俺達も協力してやるからさ、ストレス発散しようぜ?」
結局、その言い方だと俺がストレスを溜め込んでるみたいじゃないか。
理解されないのは慣れたけど、友達だと思っている拓真と麻衣にそう思われているのは少し悲しい。
「でもさ、昴だけに見えるって変だよね。私達とは違う何かがあるのかな?」
「霊感とか?超能力か!?」
二人して馬鹿な事を言ってるよ……。
そんなのあるわけないだろ。
ちょっとだけ不貞腐れて、ドリンクに口を付けた時、またしても俺はそれを見てしまった。
今度はこの店のガラス。
しかも例の二人が店内に入って来た!
殴られた右腕をダラリと垂らし、左手でナイフを握った男が、俺の後ろにいる。
その男と向かい合うようにして、バールを構えた男。
そして、ナイフを持った男が飛びかかる!
しかし、もう一人の男はそれを迎え撃つように、バールをフルスイング。
バールは頭部に直撃し、ナイフを持った男は窓ガラスに……こちらに向かって吹っ飛ばされたのだ。
「う、うわわっ!」
テーブルの上で動きを止め、頭部から血を流すその姿を見て、俺は驚いて椅子ごと床に倒れてしまった。
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