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ゴーカンされて半日が経っていた。
朝になっているのは、窓の外が明るくなっていたので気づいていたが、バイトから社員に変わる最初の日だというのか忘れていた。
バイト初日に連絡しても出て来ない流星に痺れを切らして、休憩時間に店長が押しかけてきたのも無理はない。保証人兼引き取り人兼仕事場の上司なのだから。
その店長も、流星の様子に顔色を失っていく。
『――は? 何これ、ちょっと。ちょっと、何してんの?』
泣きはらした流星に、真っ青な顔の俊也。乱れた衣服や布団、説明などする必要もなくすぐに店長は察する。そして布団に倒れ込んでいる俊也の髪を掴み立ち上がらせると、大きく拳を振り上げたのだった。
抵抗もしないまま殴られていく俊也に、そのまま消えてくれと願った。
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