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もじゃもじゃしたひげと頭がくすぐったい。厚みのある唇で肌を辿られる度、もじゃもじゃの毛も同時に私の肌をくすぐっていく。本当にもう、この癖のある髪はどうにかならないかしら。そんなことを思っていると、ブルータスの頭はいつの間にか私の下肢のほうへ移動していた。
「……あ、ねえ。もしかして……」
私がためらい、口元に手を当てるのと、ブルータスが私の両足を折り曲げ広げるのとは、ほぼ同時だった。私の不安をよそに、ブルータスは私の足の間にもじゃもじゃ頭を突っ込み、その秘められた場所をじっと見つめる。
「おお……。ここもこんなに小さな布で隠されている……。この美しい布は素晴らしいな。秘されると、余計にそこを暴きたくなるではないか……」
短い制服のスカートをまくり上げ、白いショーツをしげしげと眺めてそんな感想をいちいち零すブルータスに、私はなぜかもどかしさを感じてしまった。一応処女だけれど、私もそれなりに一人エッチはしてきたし、そういう知識だけはある方だと思う。漫画や小説だって、十八歳になってから大人向けのものも読むようになったし。きっと次にくる展開はあれかな……と予測していると、その通りになった。
ブルータスはショーツ越しにぶっとい指を当ててきた。親指の腹で私の秘所をつつくと、そこはすでに潤いぬかるんでいて、くちゅり、と卑猥な音をたてる。それに気を良くしたのか、ブルータスは大胆にも布越しに鼻先を当てそこの匂いを嗅いだ。
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