第二章 姫樹平へ。。。そして再会

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第二章 姫樹平へ。。。そして再会

警視庁 特務現象課を出た 天眸 杏子は あの純白のセーラー服を纏い 女子高生に 変貌(笑)しては(彼女は元々28歳也ー笑ー こうして 潜入捜査を行っているわけです) 東京より メトロで 練馬駅へ向かって 高速バスに乗り込むや 神州 植田へと向かいました 高速バスの中で 彼女は はじめて訪れる 姫樹平の地図やその他諸々を記憶していきます 天眸 杏子は 一度 読んだ物は全て 記憶にとどめておく能力に長けていて 必要な部分を 記憶にどんどん吸収していると およそ三時間で 到着した頃には 姫樹平辺りのことは ほとんど 頭に入っていました。 そして 植田駅で 姫樹平行きのバスに乗り換えるや なんと~ 前の席に 以前 ヤマナシでの事件で(紫の着物の婆事件)で出会った 県立牛宮高校の生徒数名が 乗り合わせていて 「あらぁ 天眸さん まさか こんなところで再会するなんて思わなかったぁ」と ひときわ 大きな声で 話しかけて来たのは 前回 結構親密になった 磯谷 真理亜 相変わらず 明るいテンションで 来たのは こちらとしては ちょっと面倒だな と思うも 彼女たちの事件の記憶は全て 消去されていて 自分が 神務庁の 異界犯罪特別対策課の 警視で 実は 28才と言うのも忘れているも 転校生として 過ごした時間は 彼女たちの記憶に残っていたため 今回のような 偶然が起きるなんてことも あるって言えば あるのだが 普通 ないだろうが!と 思うも 顔に出す訳にもいかず。。。。 「あら 本当に まさかね 磯谷さんに 沖田さん 水城さんも 偶然ね どこへ行くの?」 それに対して 元気いっぱいの沖田 真琴が「あたしらは 姫樹平のコテージへ 大谷君や 木田君も 先に行っててさ。皆で キャンプみたいなぁって感じィ」 「あら 私は 今 姫樹平近くに住んでるのよ! 奇遇ね」と いやはや JKに 精神的に戻って会話をするのも もはや 苦にはならないのだが 水城 一子も 「そうかぁ じゃあさ あとで連絡するね LIONまだ やってるよね 天眸さん」 「うん」 と答えつつ さて この子達 巻き込むのも 気が引けるよなあ  と 警視庁特務現象課から ここまでのことを回想しながら バイクを走らせていたら 林の中で何か紅い物が目に入って
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